BUSINESS

産業用ガス

炭化水素系ガス(LPガス)

エネルギーサプライヤーとして、産業界を幅広くサポートします

環境問題が注目される現代では、燃焼の際に排出するNOx(窒素酸化物)SOx(硫黄酸化物)が他の化石燃料と比べて少ないという点が再認識され、クリーンなエネルギーとしての需要が高まりつつあります。

渡商会ではトータル・エネルギー・サプライヤーとして、このような時代の要求に応えるために、安定供給と更なる保安の向上に努めています。

ガス名所 分子式主な用途
炭化水素系ガスCH4(メタン)、C2H6(エタン)、C3H8(プロパン)、C4H10(ブタン)、C2H4(エチレン)、C3H6(プロピレン)、
C4H8(ブチレン)
・家庭用、自動車用燃料
・工業・化学用原料
・都市ガス、電力用
・液化石油ガス(LPガス)

炭化水素系ガス(液化石油(LP)ガス)について

液化石油ガスとは、英語で”Liquefied Petroleum Gases”といい、「LPガス」とも一般に呼ばれます。
「プロパンガス」、「ブタンガス」のことです。
化学的には、炭素原子と水素原子だけの化合物は炭化水素と呼ばれており、LPガスとして用いられるガスは炭素原子数が5以下の低級炭化水素を主成分としたもので、メタン(CH4)・エタン(C2H6)・プロパン(C3H8)・ブタン(C4H10)等のようにパラフィン系炭化水素と、エチレン(C2H4)・プロピレン(C3H6)・ブチレン(C4H8)等のようにオレフィン系炭化水素とがあります。
また、炭素原子数3の炭化水素(プロパン・プロピレン等)を指してC3ガスと呼び、炭素原子数4の炭化水素(ブタン・ブチレン等)を指してC4ガスと呼ぶこともあります。

パラフィン系炭化水素(メタン・エタン・プロパン・ブタン)

パラフィン系炭化水素の分子式はCnH2n+2で表され、この系列の炭化水素の分子内における原子の結合はすべて飽和結合ですから、化学的には安定でアルカリ類、硫酸、硝酸等にも常温では作用されません。

プロパンの構造式

エチレン・プロピレン・ブチレン

オレフィン系炭化水素の分子式はCnH2nで表され、この系列の炭化水素の分子内における原子の結合は不飽和結合ですから、反応性に富んでおり硫酸等には溶解するほか石油化学の原料に用いられます。

エチレンの構造式