BUSINESS

医療ガス供給設備

医療用空気供給設備

医療用空気供給設備(空気圧縮機)

医療用空気は、治療用と手術機器駆動用の2つの用途に分かれ、また空気圧縮機を使用する方式、ボンベを使用する方式、混合ガス供給装置の3方式があるが空気圧縮機を使用する方式が多い。空気圧縮機で周辺空気を取り入れ、圧縮し、アフタークーラで冷却し、タンクに貯められ供給される際にエアードライヤで水分が除去され、微粒子フィルタでろ過した後、圧力調整器で調整され、供給されます。

エアーコンプレッサー
エアードライヤー

吸引供給設備

吸引は、吸引圧(真空)を吸引ポンプで作り出し、レシーバタンクで作られた陰 圧を一時保存され配管に供給されます。吸引ポンプは水封式と油回転式の2 種類があります。吸引ポンプで配管内の空気を屋外に排出し、配管内を陰圧にしてタンクに貯め、タンクへ吸引される空気は、除菌フィルタでろ過した後、吸引されます。

吸引ポンプ(水封式)

リザーバタンク

メーカーHPより引用/医療ガス供給設備 – エア・ウォーター防災株式会社

配管

医療ガス配管設備の配管には配管材料として金属管を使用し、銅管を使用す る場合はJIS H3300(銅及び銅合金継目無管)で着色熱収縮性合成樹脂被覆 銅管(カラーパイプ)が使用され、表示としてガス名および記号・流れ方向・ガス種による識別色が決められています。施工の際、電気設備・物理的損傷・火災・腐食性物質に対する安全対策と配管の支持及び銅配管の接合について規定が決められています。また公共建築工事標準仕様書によれば配管の配列順序や吸引、麻酔ガス排除において鋼管(白ガス管)の使用も認められています。

配管端末器(アウトレット)

配管端末器は病室をはじめ、手術室やICU、診察室、処置室などに設置される医療ガスの最終の取出し口です。医療ガス配管設備はこの配管端末器までを云い、医療機器は含みません。主要なガスの配管端末器と医療機器の接合部は、誤接続防止を目的とした 「ピン方式」か「シュレーダ方式」のどちらかの方式で作られています。また配管端末器は、壁取付式とホース取付式とホース取付式の2種類があります。

配管端末器(壁取付方式)
配管端末器(ホース取付方式)