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ドイツ エッセン溶接展見学 2025
ドイツ エッセン溶接展 SCHWEISSEN&SCHNEIDEN 2025
界最大規模の溶接・切断・表面処理技術の展示会「エッセン溶接・切断フェア(SCHWEISSEN & SCHNEIDEN 2025)」を視察しました。
9月15日から19日までの5日間にわたり開催され、
当社が取り扱うドイツメーカーや、日本メーカーの欧州法人との間で、市況調査および情報交換も実施しました。
会場には44か国から800社以上の出展があり3万7,000人以上が来場し日本の「国際ウェルディングショー」を上回る大規模な開催となっていました。
初日~2日目 移動日
初日は移動日でフランクフルトの東横インに宿泊。
日本では当たり前と思われている設備も、
ヨーロッパの多くのホテルでは整っていないことが多く
日本と同レベルの設備で宿泊できるホテルは貴重です。
フランクフルトの街並みと、見慣れた東横インの看板の組み合わせがどこかユニークに感じられました。
フライト移動14時間の疲労で夕食は駅構内で買ったカリーブルストのみで就寝。
※カリーブルストとはドイツB級グルメで焼いたソーセージに、ケチャップとカレー粉で作ったカレーソースをまぶすだけのシンプルな料理


フランクフルト中央駅の正面口

3日目~5日目 展示会視察
日系メーカーはお馴染みの溶接ロボットを中心とした ダイヘン・Panasonic・安川電機や キーエンスなどの測定関連のメーカーが出展しておりました。 製品ラインナップは国内とほとんど同じでしたが、 国内には展開していない海外限定製品もあり興味を引きました。

会場の様子
ガス、吹管・調整器、協働ロボットなど定番商品から新技術・商品まで3日かけてすべてのメーカー見て回りました






各国ワイヤーメーカー




存在感を放つ日本のロボットメーカー




溶接ロボットの分野では、日本メーカーの存在感が光り多くの来場者で賑わっていました。
中でもダイヘンは、ダイヘンOTCブランドに加え、ドイツ国内でシェア2位を誇る溶接機メーカー・ローヒ社を傘下に従え、
さらにヨーロッパの複数のロボットSIer子会社と合同で出展しており、非常に巨大なブースで会場内でもひときわ存在感を放っていました。
また、ダイヘンの旧知の営業担当の方々と久しぶりにお会いすることもできました。
オフショット

フランクフルト中央駅構内のドーム型天井とドイツの高速鉄道「ICE」

ケルン中央駅から降り立った目の前はケルン大聖堂

アイゼルナー・シュテグ(鉄の橋)
カップルが南京錠を掛けるフランクルフト名所のひとつ

ドイツ旧市街の街並み レーマー広場

マイン川からのフランクフルト旧市街(右)と金融街のビル(左)

ホテル前に詰めかけたガラタサライサポーター
フランクフルト滞在中、偶然にもブンデスリーガのフランクフルトが、チャンピオンズリーグでトルコのガラタサライをホームに迎える試合が開催されていました。
市街を散策していた際、アウェイのガラタサライ・サポーターが選手の宿泊するホテル前に集まっておりその周囲を何十人もの警察官が警備する物々しい雰囲気となっていました。
試合はフランクフルト中央駅前のパブで観戦しました。店内はホームチームのサポーターでぎゅうぎゅう詰めの状態で、大歓声とともに大いに盛り上がっていました。試合はホームのフランクフルトが勝利し、サポーターたちは大合唱しながら帰路につく姿が印象的でした。
また、日本代表の堂安選手も活躍しており、現地のサポーターから何度か声をかけられる場面もありました。偶然ながらヨーロッパのサッカー文化を肌で感じる貴重な体験となりました。

パブの中はフランクルフトサポーターで立ち見状態
編集後記
ヨーロッパも日本と同じく若手入職者減少による人手不足対応を反映してデジタル化自動化をメインに協働ロボットや全自動ロボット、AIを活用した溶接プロセスを提案していると感じました。
ドイツ自動車業界の不振を受けて自動車産業をターゲットとした溶接・接合プロセスは僅かでしたが、重厚長大のプラント産業に向けた溶接プロセスは前回視察時より割合が多くなっていました。
次回は4年度の2029年9月に開催されるそうです。